たるみは加齢によって、皮膚の下にある真皮のコラーゲンが減少したり、皮膚の中の脂肪層が肥大化したり、皮膚の筋肉が衰えておこります。それらの原因が元で顔の形状が変化し、皮膚が弾力を失ってしまうのです。ほうれい腺やフェイスラインの崩れは、脂肪のたるみによっておこり、目じりのシワは皮膚のたるみによるものです。また脂肪の間に水分がたまることでおこるむくみたるみなどがあります。
外的な要因としては、乾燥、紫外線、ストレスがあります。肌は常に内部にある水分を蒸発しており、気温や湿度の低下で肌が乾燥すると、保湿力や抵抗力が低下し、肌のハリは失われていきます。紫外線は真皮のコラーゲンを破壊し、肌の弾力がなくなっていきます。そして、ストレスは血管を収縮させ、免疫力、細胞増殖力を低下させ、肌の機能を悪くしてしまいます。
生活習慣の要因としては、タバコ、睡眠不足、栄養不足などがあります。タバコのニコチンは、血行を悪くさせ、栄養や酸素が皮膚に行き渡らなくなります。睡眠不足は肌の新陳代謝を衰えさせ、栄養不足はコラーゲンを作るビタミン、タンパク質、ミネラルが不足することで、肌荒れの原因になります。主な治療は、高周波とレーザーの熱エネルギーで皮膚の真皮を照らし、コラーゲンを増やすというものです。
高周波、レーザーには種類が多く、導入されて日が浅いので、施行回数が多いところや評判の良い所を探しましょう。その他には、糸を使って脂肪を引き上げる方法や薬品を注入する方法などがあります。